| ちょっと前の2002年 | MINILOGHOUSE奮戦記 | |
| MINILOGHOUSEはBIGBOXさんのKOSKA(Aタイプ)を5月上旬に注文しました。早速、送られてきた設計図から、基礎・土台の図面を計算して書き起こす作業に取り組みました。 基礎は(株)真栄建設さんの島崎さんにお願いしました。 |
山小屋は標高1450M位の白樺や赤松の混じった林の中に建っている。 ヘビやモグラ、リス、シジュウカラ、カワラヒワなどが遊びに来る。外で食事を していると、青虫が空中ブランコをして遊びに来たり、パラパラとかわいい緑 色のアブラムシが落ちてきたりする。西側の斜面には野生の赤いイチゴが なっていたり、タラの芽が出ていたり、ズミの実がたくさんあったりして、たま に賞味することもある。テントサイトの周りには秋になるとドングリの実がどっ さり落ちてきて、チビは大喜びだ。冬に雪で斜面が埋もれると、今度はそり 遊びができる。これがまたとても面白い。水は酸性が強いのか、妻は手が 荒れるようだが、洗顔用の化粧水には向いていると言う。2000年に石油 ボイラーを入れてやっとお湯が使えるようになり、皆喜んでいる。 さて、こんな山小屋だが、招かれざる客も来る。まずは、蜂。戸袋や軒先に 巣をつくってブンブンやっている。余り戦闘的な蜂ではないようで、側を通っ ても攻撃してくることはない。でも、油断は禁物だ。蜂は秋から冬にかけて の話だが、春から夏にかけては、害は無いのだが、気持ちの悪いヤツが来 る。その名は「カマドウマ」。しましま模様やブチ模様のヤツが、室内をピョン ピョン飛び回るのだ。それも夜中が多い。寝ていると顔の上に落ちてくる時 もある。特に8月頃は成長してでかくなっているので捕まえるのも大変だ。 ビニール袋を持って飛び跳ねる直前に上からかぶせる・・・という原始的な 方法だ。妻は殺虫剤を嫌うので、私が「捕虫鬼」に変身する。隙間だらけの 木の小屋では虫も客みたいなものかな・・・と心では思いながらも、日頃の 鬱憤(?)を「コノヤロー」とカマドウマにぶつけていく。捕まえたヤツは殺さ ないで小屋の外にほっぽり出す。輪廻転生・・・昔、インドの寺院で見た絵 図が脳裏にこびりついているので、殺さない! 話が変な方向へ行ってしまった。本題に戻ろう。MINILOGHOUSEと 言っても、単に10平方メートルにも満たない物置である。実は山小屋の階 下のスペースは荷物と薪でもういっぱいである。妻のいとこが大工なので、 薪になる木くずはいくらでも手に入るから、ストーブを使用することの少ない 夏場は薪がたまる。野外バーベQでもそうたくさん使う訳でもない。もちろん お湯などは室内でガスコンロを使って沸かす。 必然的に物置スペースが必要となるが、周りの景観、また、お金の節約、趣 味と実益、憂さ晴らし等を考えて、MINILOGHOUSEをセルフビルドするこ とにした。ただし、なにせ山の斜面に建てなければならないので、整地は自 分たちでやることにして、基礎と土台は専門家にお願いした。 |
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2002年6月1日。山の斜面を手掘りで整地しようと3人で、剣スコや鍬で掘り始める。同時に基礎・土台の設計図をつくり始める。 | |
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6月8日。結構スイスイと作業が進む。根切り作業等が必要になった。木も移植する。 | |
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6月22日。砂利の層にぶつかる。とたんに掘りにくくなる。土は角スコで運び、別のところへ積んで、新たに資材置き場となるような平らな場所をつくった。基礎・土台の設計図を基礎屋さんに渡し、計算が合っているか確認してもらう。 |
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6月29日。山側は1M位掘る。範囲を広げる作業をする。整地は一応終了。 | |
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7月21日。待望の独立基礎と土台が入った。谷側の基礎柱は特注品である。この段階ではまだ、水平微調整等はしていない。 | |
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7月28日。基礎と土台は微調整も終わり完成した。あとはうわものだ! | |
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8月9日早朝。資材が到着。前日の夕刻、雨でどろんこになった土台を水で洗ったばかりなので、あわてて生乾きの土台にクレオソートを塗る。資材を道路から資材置き場まで歩いて運ばなければならないので、とても大変。子供にも手伝ってもらう。 | |
| 左:クレオソート塗り 中:資材運び 右:土台に通しボルト用の穴をノミで開ける。 |
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8月9日昼。資材の運搬途中ではあるが、一段目のログ組みを開始する。、 | |
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8月9日午後6時。側面の壁組みを終了する。壁組はねじれたログを矯正しながら行うので、一人では難しい。矯正にはキットに付いてくるF字形の器具を使う。これが結構役に立つ。また、ドア穴上部のログ組は側面の壁がゆがんでいたので、なかなかうまくいかず苦労した。結局、ロープで壁を引っ張って矯正しながら、同時に80Kgの体重を利用してはめ込んだ。 | |
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8月10日朝。最上部のログ組を終了。ところが、このままでは屋根の野路板をまっすぐ貼れない事が判明。最上部3本のログ材をもう一度はずして高さの調整をすることになる。図面を見るとログ高調整材をここで使うような感じで書いてあった。調整材は自分でつくるようだ。午後4時頃までかけて、野路板がきちんと貼れる様に高さを調整した。 | |
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8月10日夕刻。野路板張りを始める。親戚のしんちゃんが応援に来てくれた。夜8時くらいまで頑張る。屋根全体の3分の2位まで野路板を張ることができた。ビニールシートを屋根にかぶせておしまい。夕食はみんなでバーベキューを楽しむ。 | |
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8月11日昼過ぎ。野路板張り完了。続いて破風板の取り付けに入る。しんちゃんは木工のベテランなので仕事が速い!このあと、鼻隠し板の取り付けもお任せした。私は根太の工事に入る。プレカットされている部分の寸法がきちんとしていないので、ノミとノコギリで調整する。これで土台にしっかりと固定することが出来る。 | |
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8月11日夕刻。やっと屋根に防水シートを貼り付ける事ができた。子供達もタッカーを使ってパチンパチンとやるのが楽しいようだ。これでとりあえず雨が降っても大丈夫。しんちゃんに感謝する。この晩、大雨が降った!運が良かった! | |
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8月12日朝。床板貼りを開始。表面を傷つけないようにしなければならないのと、板が長いので野路板の取り付けのようにはいかない。特に、実(サネ)をはめ込む部分が節の所になるときつい。それでも慣れとは恐ろしいもので、4,5枚やるとあとはスイスイ行く・・・たまにきついのにも出会うが。残り6枚ぐらいのところで、屋根のアスファルトシングルを張る工事に着手。 | |
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8月12日昼前。屋根にアスファルトシングルを張り始める。まず、軒の端にズーッと帯状に張る。軽く釘止めして、次にデザインカットされた物を軒の端から順に張っていく。数が足りるか心配だったが、結果的には6枚くらい余った。私が並べ、端の処理をしている間に、妻とチビが釘止めしていく。夕刻までに何とか張り終えた。そして、夕立が襲ってきた。今日も運が良かった。 | |
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8月13日朝。妻はベランダの板張りをする。この間に屋根に上がって、最後の屋根工事である最上部の破風板取り付けにかかる。アスファルトシングルや防水シートをカッターで切って屋根の端に破風板が取り付けられるようにする・・・が、なんと、朝からの強い日差しで、アスファルトシングルが熱せられグニョグニョになっているではないか。足跡が屋根についてしまった!日陰になってから取り付け工事をする。 | |
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8月13日午後。建具の窓とドアを取り付けた。固定用のくさびは長い物をつくろう。外側の縁を板で覆うが、ガラスがはまっているのでこれはネジで留める。内側はセトリングスペースに詰め物をしてからにする。外見は完成しているように見える。ドアの取っ手はマイナスネジで取り付ける事ができた。(六角レンチは必要なかった。)残ったのは、ペンキ塗りと床板張り、巾木の取り付けだ。だが、夏休は今日で使い切ったので、後は土日の作業になる。 | |
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8月17日。いよいよペンキ塗り。台風が近づいていると言うことで明日は雨らしい。今日中に頑張らなければならない。まずガラスの部分を養生することから始めるが、これに意外と時間がかかる。浸透性の塗料を3人で塗る。1回塗りでも丸1日かかった。 | |
| 左:ガラスの養生 中:5歳のペンキ塗り 右:板で足場を確保 |
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8月18日。雨がぱらつく。内装の仕上げに入る。窓とドアの隙間にスプレー式の発泡性充填材を詰める。時間が経つと膨らんでくるので、少な目に詰めた方がよい。完全に固まるまではベトつくので、下に新聞紙等を引く。養生した方が良いかも。固まったらカッターでカットしカバー板を張る。床も残りの6枚程度を工夫して入れてとりあえず完成。巾木はまたの機会にする。 | |
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8月18日夕刻。ベランダ手すりと巾木の取り付けを除いて完成!万歳!! | |
| 参 考 基礎・土台図面 組み立て番号図 |
@土台、ログ材とも早めに組み立てて塗料を塗った方がよい。のんびりしているとカビが出てくるときがある。 Aペンキを塗る前は雨の泥はねなどを箒で落とすようにする。水拭きだと塗料が塗れない。 Bログを組むときに、材料に貼ってある部材番号シールを剥がすこと。ペンキを塗るときに剥がすのはとても面倒くさい。 C床板は弓なりに曲がって張ってしまいがち。直線になっているか時々、確認しながら張った方がよい。最後の方は床材のホゾの下半分を切り、ボンドを塗って、すでに張ってある床材の上からのせる形で処理した。 D床板や野路板をはめあわせて組んでいくのはなかなか面倒である。もし、節目などではめるのがきつそうな場合は、あらかじめノミでサネの縁をちょっと削っておくとよい。 E独立基礎と土台で約32万円かかった。 Fログを組む前に組み立てる材料の番号順を示す図を作成する。 |
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| 山小屋の話 (1)地面に消えた葉っぱ 2000年秋、私がテントサイトを整地していたとき、その側で妻とチビが、草花や虫を探していました。突然、妻が「なんだこれは?」と言うので、そこに行ってみると、地面から生えているはずの草の葉っぱがぐるぐるまわっています。「おいおいおい、何だこれは?風で回っているわけではないし・・・」ということで、妻がその葉っぱをつまんだところ、なんと今度は少しずつ、地面の中へその葉っぱが吸い込まれていくではありませんか!「ありゃ?」と思っている内に、とうとうその葉っぱは姿を消してしまいました。「おい、モグラかネズミが下にいるんじゃないのか?」、「そうかも知れないわね。」ということで、3人の不思議な体験は終わりました。 (2)モグラとヘビ 2002年6月上旬、私が外でお茶を飲んでいると、「ガサッ、ガサッ」と草むらで音がしました。そっとのぞいてみると・・・かわいいモグラが落ち葉のしたでもぐもぐやっています。そして、ミミズがその周りからどんどん逃げ出して行きます。これは面白いとしばらく様子を見ていました。そのうちにモグラも移動してどこかへ行ってしまいました。結構素早いヤツだと思いました。しばらくすると、また、「ガサッ、ガサッ」と音がしたので、今度はチビを呼びました。「おい、今、モグラが出てくるからな!」というと、まだ、生きて動いているモグラを見たことがないチビは期待で胸がいっぱいらしく、「どこどこ?」と私の手を引っ張って行きます。そして、この辺かと落ち葉の下に目を凝らしていた時、「ニュッ」とヘビが頭をもたげたのです。「ウワーッ」と私とチビは声をあげて退散。本当にびっくりしました。チビは早速、妻のところへ飛んで行って、息を切らしながら事の顛末を報告していました。 (3)夜の鳴き声 2006年9月下旬、夕方から外のバーベキュースタンドでツイストパンを作っていました。やっと完成して夕食に。腹一杯になってコーヒーを最後に飲んでいるときのことでした。辺りは闇。突然頭の上からギャーギャー鳴き声が響き渡りました。それも普通ではなく、何か邪魔者がテリトリーに入ったかのように、威嚇する声でした。木の上を音もなく移動し、今度は180度反対側から同じように鳴きました。ウーム、姿が見えん。音もせん。何だこれは〜。チビは鳴き声のまねをして鳴き返し(?)ていました。 そのうちにいなくなり、また静けさが戻って来ましたが、何だったのでしょう。フクロウの雌なのかムササビなのか。朝、そばの道でペリットを見つけましたが、野ネズミが入ってました。やっぱりフクロウかな。 |
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